アキノ大統領信任度54%、1%ポイント上昇

2014/10/08

民間調査機関パルス・アジアの9月末調査

 

 民間調査機関パルス・アジアの2014年第3四半期末(9月末)調査によると、アキノ大統領に対する国民の信任度は54%で、前期末(6月末)の53%から1%ポイント上昇。一方、ビナイ副大統領の信用度は64%で、前期末の79%を15%ポイント下回った。


 大統領を「信任するか決めかねる」は31%(前期末33%)、「不信任」が15%(同14%)であった。 地域別では、マニラ首都圏:「信任」47%(前期末40%)、「不信任」21%(同17%)、その他ルソン地域:「信任」48%(同51%)、「不信任」16% (同17%)、ビサヤ地域:「信任」61%(同61%)、「不信任」10%(同10%)、ミンダナオ地域:「信任」65%(同61%)、「不信任」12%(同9%)。

 業績調査では、大統領の業績に満足と回答した人は全体の55%で前期末を1%ポイント下回った。「決めかねる」は31%(前期末30%)、「不満足」は14%(同14%)。

 地域別では、マニラ首都圏:「満足」48%(前期末46%)、「不満足」21%(同17%)、その他ルソン地域:「満足」46%(同54%)、「不満足」15%(同18%)、ビサヤ地域:「満足」65%(同62%)、「不満足」9%(同8%)、ミンダナオ地域:「満足」68%(同61%)、「不満足」9%(同7%)であった。

 副大統領に関しては、「信任するか決めかねる」24%(前期末16%)、「不信任」11%(同5%)と、不信任が前期末より倍増。マカティ市長時代の不正疑惑が影響したもよう。業績面では、満足と回答した人が全体の66%で前期末の81%を15%ポイント下回った。不満足は10%(前期末4%)であった。副大統領は有力な次期大統領候補と目されており、調査結果は世論調査の支持率を反映している。

 調査期間は9月8日~15日で、18才以上の成人1,200人を対象に実施された。許容誤差±3%、信頼水準95%である(14年10月7日のパルス・アジア発表より)。