ケーキショップのレッドリボン、第300号店開店

2014/09/23

ジョリビー・フーズ(JFC)グループ一段と強固に

 

フィリピンのファストフード最大手ジョリビー・フーズ(JFC)の店舗数が順調に増加している。


 2014年6月末のJFCのフィリピン国内店舗数は2,244店に達している。内訳はハンバーガーのジョリビー839店、中華のチャウキン406店、ピザのグリーンウイッチ207店、ケーキ・ベーカリーのレッドリボン298店、鶏肉・バーべキュ-のマン・イナサル456店、バーガー・キング38店となっている。

 一方、海外店舗数は589店舗。そのうち、中国ではファースト・フードチェーンのYongheキング(永和大王) が311店、粥チェーンの宏状元餐が43店、華南の牛肉麺チェーン三品王43店などとなっている。また、海外でのジョリビーは111店(ベトナム49店、米国30店、ブルネイ12店、サウジ10店、カタール4店など)。これらを含むジョリビーフーズ・グループ 国内外総店舗数は2,833店舗に達している。

 このうち、ケーキ・ベーカリー・チェーンのレッドリボンがこのほど、国内第300号店を出店した。第300号店はケソン州ポブラシオンにオープンした。

 レッドリボンは、1979年にケソン市ティモグに1号店を出店、35年で300店体制となった。2005年にJFCに買収され、JFCグループ企業となったという経緯がある。 なお、250号店は有名リゾート地であるボラカイ島にオープンした。

 なお、フィリピンでは、ハンバーガーのジョリビーが、国民食とまで称されるほどの圧倒的な支持を得ている。マクドナルドがハンバーガー市場でトップになれない唯一の主要国がフィリピンでもある。ジョリビーのシェアは約50%と見られる。

 2014年6月末の比マクドナルド店舗数は422店で、前年同月末の377店から45店、率にして12%増加した。一方、業界 トップのジョリビーの国内店舗数は839店で、前年同月末の791店から48店増加した。ジョリビーの店舗数は、マクドナルド・フィリピンの約2倍であり、その差はなかなか縮小せず、むしろ拡大傾向にある。JFCが買収したバーガー・キング38店を加えればその差はさらに拡大する。

 このように、JFCは各種のファースト・フーズやケーキ・ショップ・チェーンなどで着実に基盤を強化している。