19日、悪天候で政府機関など休業、実質休日に
2014/09/19
台風16号、ルソン北部上陸後に台湾・日本方面へ
日本気象協会によると9月18日午前3時(日本時間:以下同様)、フィリピンの東方で 熱帯低気圧が台風16号(フィリピン名:マリオ)となった。アジア名は香港が用意した「フォンウォン」で山の名前(フェニックス)という意味である。
台風のアジア名は、「台風委員会(日本など14カ国等が加盟)」によって北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風に付けられる名前である。加盟国 などが提案した名前があらかじめ140個用意されていて発生順に付けられる。
日本気象庁の19日午前6時45分の発表によると、台風16号は19日午前6時現在、フィリピンの東にあり、中心位置は北緯17度45分、東経123度 00分にあり、時速30キロメートルの速さで北西に向かっている。中心気圧は990ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速23メートル、 最大瞬間風速は同35メートルとなっている。
この時点での日本気象庁の予想によると、台風16号は19日から20日にかけてルソン島に上陸・横断したのち、東に向きを変え、台湾、日本方面に向かう見込みである。
この台風の影響で、フィリピンでは18日から悪天候となっている。マニラ首都圏でも雨が非常に激しくなっている。19日はほとんどの学校が休校となる。
また、19日朝に、「悪天候のため、19日は治安関連部署等を除くフィリピン政府系機関、中央銀行(BSP)、フィリピン証券取引所(PSE)などはほ ぼ休業と発表された。したがって、実質休日状態となる(14年9月19日の日本気象庁、気象協会発表などより)。