英国コスタコーヒーがフィリピンに、来年1号店

2014/09/15

ロビンソンズ・リテイルがチェーン展開へ

 

世界的なコーヒーチェーンである「コスタコーヒー・ショップ」(コスタコーヒー)がフィリピンに進出する、


  ゴコンウェイ・ファミリーの有力小売企業である「ロビンソンズ・リテイル・ホールディングス」(RRHI)は、このほど、子会社「ロビンソンズ・グルメフード&ビバレッジ」を通じて、コスタコーヒーとの間で、その店舗展開や商品取扱に関する契約を締結した。

 世界約30ヵ国に2,900店以上を展開しているコスタコーヒーは、フィリピンでは今後5年間で約80店展開する意向を表明している。フィリピンにはスターバックス、コーヒービーン&ティーリーフなどの競合企業や、現地企業フィガロなどがコーヒーショップを積極展開中である。コスタコーヒーはブランド力とRRHIの強力なネットワークなどとのシナジー効果により先行グループを追撃する方針である。

 なお、昨年11月にフィリピン証券取引所(PSE)に新規上場したRRHIは、ロビンソンズ・スーパーマーケット(RS)、ロビンソンズ・デパートメント・ストア (RDS)、ロビンソンズ・アプライアンス、ハンディマン・ドーイットベスト、トルーバリュー、サウススター・ドラッグ、トップショッ プ、トップマン、トイザラス、ミニストップ、サイゼン(ダイソー100円ショップのフィリピン版)、BSRIを通じて資生堂やベネフィット・コスメティックス製品の販売などを展開している。

 これらRRHIの2014年6月末の店舗数は1,180店に達し、前年同月末の940店から240店、率にして25.5%増加した。そのうち、ミニストップは414店に達し、前年同月末の345店から69店、率にして20%増加、RRHI全純売上高の6%を占めるに至っている。
 

 コスタコーヒー戦力化で、RRHIの事業基盤は一段と強化、多様化されることになる(14年9月15日のフィリピ ン証券取引所回覧04904-2014号などより)。