アジア最優秀企業50社、比からはアヤラコープ選出

2014/08/31

最多は中国の16社、インド12社、韓国6社、香港3社と続く
日本からはサントリ-・ビバレッジとユニチャームの2社

 

 有力経済・金融誌である「フォーブス・アジア」9月8日号(発行は8月27日号)に、特集として、2014年「アジア最優秀企業50社」(ASIA FAB50)が掲載された。



 「アジア最優秀企業50社」は今回で10回目の選出となる。今回は、収入または時価総額が30億米ドル以上の上場企業1,300社を対象に、収入、利益、自己資本利益率、株価動向、今後の見通しなどの観点から評価を行い、最優秀企業50社を選出した。

 今回の「アジア最優秀企業50社」において、国・地域別での最多は中国の16社(昨年20社)であった、以下、2位はインドの12社(昨年12社)、3位は韓国の6社、4位は香港の3社、5位は日本、豪州、マレーシア、タイ、シンガポールの2社と続く。香港の3社のうち2社がカジノ関連企業であった。日本からはサントリー・ビバレッジ&フードとユニチャームが選出された。

 フィリピンからはアヤラコープ(AC)1社が選出された。昨年はAC、アライアンス・グローバル・グループ(AGI)、ジョリビー・フーズ(JFC)の3社が選出された。それまで、フィリピン長距離電話(PLDT)、ゴコンウェイ・ファミリーのJGサミット・ホールディングスが各々単独で選出されたことはあったが、初のフィリピン企業複数選出となった。しかし、今年は1社のみの選出にとどまった。

 アヤラコープはフィリピン最大かつ最古のコングロマリットであり、今年創業180周年を迎えた。2014年度上半期(1月~6月)も34%増益と好業績が続いている。総帥のハイメ・ソベル・デ・アヤラ会長一族は、2014年フィリピン富豪番付で第9位にランクされている(フォーブス・アジア2013年9月8日号オンライン版などより)。