ダイナパック、9月にフィリピン事業開始へ
2014/08/21
ベトナム・ハイフォン市に新工場建設も決定
段ボール、印刷紙器、軟包装材および紙製緩衝材などの包装資材の販売を行うダイナパック(本社:名古屋市)は、 フィリピンでの段ボール、印刷紙器等包装材の物流および販売等の事業を9月に開始する。
ダイナパックは、今年4月16日に、「成長を続ける東南アジア市場の中で積極的拡販を図るために、安定した需要が見込まれるフィリピンに、新たに子会社を設立することとした。フィリピンにて、輸出用の高品質な段ボールなど、顧客ニーズに応じた包装材の供給を通じて、展開する輸出企業のグローバルなサプライチェーンに貢献して行く方針である」との発表を行った。
その発表時には 仮称となっていた商号、および設立年月日等について確定した。フィリピン子会社の概要は以下のとおりである。
(1) 商号:Dynapac Packaging Technology (Philippines) Inc.{ダイナック パッケージング テクノロジー (フィリピン)社
(2) 所在地 :フィリピンバタンガス州リパ市リマ工業団地内
(3) 代表者 : 仲野谷 公美社長
(4) 事業内容:段ボール、印刷紙器等包装材の物流および販売など
(5) 設立年月日:2014年6月
(6) 資本金の額: 2,250万ペソ
(7) 出資比率:ダイナパック100%
(8) 事業開始:2014年9月
ダイナックは8月21日に、「ベトナム・ハイフォン市に新たに子会社(新工場)を設立することを決議した」とも発表した。ダイナックは、ベトナム国内において、既にハノイ市に段ボール製造拠点を有しており、今回の新工場はベトナム国内2 番目の拠点となる。今後は、さらに成長するベトナム北部の市場において、既存の拠点と連携し、顧客へのサービスの向上とグローバルなサプライチェーンに貢献して行く方針である。
2. 設立する子会社の概要
(1) 商号: Dynapac(Haiphong)Co., Ltd.{ダイナパック(ハイフォン)社}
(2) 所在地:ベトナム・シンガポール工業団地ハイフォン(ベトナム・ハイフォン市トゥイグェン地区)
(3) 敷地面積: 約3万平方メートル
(4) 事業内容:段ボール等包装材の製造販売
(5) 資本金: 800万米ドル
(7) 出資比率: ダイナパック100%
(8) 設立:2014年9月(予定)
(9) 事業開始:2015年8月(予定)
ダイナパックは上記の2案件に関して、「今後のダイナパックの業績に与える影響については軽微であると認識しているが、開示すべき事項が今後発生した場合には、速やかに情報公開する」とコメントしている。ちなみにダイナパックの2013年度(1月~12月)の連結売上高は前年比1.7%増の465億1,600万円、連結純利益は同1.5%増の13億4,400万円であった(13年8月21日のダイナパック株式会社ニュースリリースより)。