新車販売19%増の25万台へ、3年連続の最高記録更新

2014/07/11

年初予想23万台を上方修正、20年には50万台目標
9月18日から第5回国際自動車ショー開催と正式発表

 

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、7月10日に、第5回フィリピン国際モーターショー(PIMS)の実施を公式発表した。 今年のテーマは “Progress in Motion”である。

 第5回フィ リピン国際モーターショー(PIMS)は、2014年9月18日~21日に、マニラ首都圏パサイ市のワールド・トレード・センター開催と予定されている。 トヨタ、レクサス、三菱自動車、ホンダ、いすゞ、日産自動車、スズキ、マツダ、メルセデス、BMW、フォルクスワーゲンなど16ブランドが出展予定であ る。

 CAMPIは発表の席上において「フィリピンの2013年の一人当たりGDPは2,790米ドルに達し、自動車普及のカギとされる2,500米ドルを突破している。このような状況において、今年の新車販売台数は3年連続で最高記録更新となる見込みである」と強調した。

 ちなみに、2013年年間のフィリピン国内四輪車新車販売台数に関しては、工業会加盟企業分と自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業分の合計から 重複加盟分を調整すると前年比14%増の21万台であった。

 CAMPIは、年初に2014年の総販売台数を前年比9.5%増の23万台と予想していた。しかし、年初5カ月間実績は前年同期比21%増の約10万4千台と年初目標を大幅に上回るペースで推移している。したがって、CAMPIは、2014年総販売台数予想を前年比19%増の25万台へと正式上方修正し た。そして、2020年に50万台達成を目標とするとも表明した(14年7月10日のフィリピン自動車工業会ニュースリリースなどより)。