RCBCの日系顧客数が一段と増加

2014/07/07

フィリピン進出機運衰えず、製造業も

 

 有力銀行リサール商業銀行(RCBC、本店マカティ市)の日系企業関連ビジネスや事業基盤が一段と拡充されつつある。

 7月4日付け各紙によると、RCBCのロレンソ・タン頭取は、「日系企業企業のフィリピン進出意欲が旺盛である。2年間でRCBCの日系企業の口座が36増加した。現在も、進出意向の日系企業と交渉を行っている。その中心は大手自動車メーカーやエレクトロニクスメーカー向けの部品製造業である」とコメントしたとのことである。

 なお、RCBCはフィリピンの有力財閥ユーチェンコグループ傘下の中核企業。松本康宏氏ら日本人3人(一人は出向)を含む総勢40名超の日本企業部はフィリピン民間商業銀行でも有数の規模である。2013年時点で日系企業700社超と取引を有し、主要工業団地に支店を開設するなど、日系企業に対し充実 した金融サービスを提供している。

 支店網拡充やATM台数増加などネットワーク拡充も推進しており、2014年3月末の店舗数は439店(前年同月末は424店)、ATM台数は 1,163台(同1,055台)、顧客数は610万人(同460万人)に達している

 そして、りそな銀行が2012年3月に、RCBCとの間において、日本企業の集積が進むフィリピンにおける金融機能の提供(取引先企業の現地法人に対する融資取引等)を始めとする業務提携に関して合意した。2013年5月には、りそな銀行が、フィリピン経済区庁(PEZA)およびRCBCの間で協力覚書 を締結した。この覚書は、りそな銀行がPEZA およびRCBC と緊密に連携して、フィリピン進出に関するアドバイス、フィリピン投資説明会の開催、進出時における諸手続きのサポートを行うなどフィリピンに進出を検討する日系企業への支援体制の充実を図るものである。

 そして、2013年9月に、りそなグル―プの埼玉りそな銀行と近畿大阪銀行が、各々、リサール商業銀行との間において、フィリピンにおける金融機能の提供(取引先企業の現地法人に対する融資取引等)を始めとする業務提携に関して合意した。りそな銀行グループとの提携によっても、日系企業のフィリピン進出 支援体制が強化されていると言える。