アキノ大統領24日に訪日、安倍総理と会談へ

2014/06/17

JICA主催のミンダナオ平和構築国際会議に出席

 

 国際協力機構(JICA)は、6月23日~25日に広島にて フィリピン政府関係者、モロ・イスラム解放戦線(MILF)関係者、イスラム教徒ミンダナオ自治区(ARMM)関係者、国際機関などを招いて、ミンダナオ平和構築国際会議を開催する。

 JICAイベント情報によると、フィリピン南部ミンダナオ島で40年余り続いた武力紛争を終結させ、今年3月に和平合意を実現した、MILFのムラド議長とフィリピン政府の代表であるデレス和平プロセス担当大統領顧問を招きし、新バンサモロ自治政府設立に向けた意見交換を行う国際会議が6月23日~25 日に行われる。

 日本はこれまでにミンダナオの和平プロセスを継続的に支援してきており、この会議もその一環として、このたび初めて日本国内、かつ平和の象徴地、広島国際会議場(平和記念公園内)にて開始することとなった。

 会期中の一般公開イベントとして、23日午前にはオープン・フォーラム、24日夜には「平和構築と女性の役割」をテーマにしたサイド・イベントを開催する。ミンダナオの和平プロセスや日本の平和構築支援の最前線を知る貴重な機会といえる。

 6月16日付けマニラ・ブリティン紙などによると、アキノ大統領も6月24日に日本を訪問、この国際会議に出席するとともに、安倍総理と会談するとのことである。