5月新車販売(工業会)24%増の約2万台、月間記録
2014/06/11
5カ月間で22%増の8万9千台、首位トヨタのシェア44.4%
6月11日付けフィリピン各紙によると、フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)は、2014年5月と年初5カ月間の新車販売動向を発表した。
それによると、2014年5月の国内四輪車新車 総販売台数(CAMPI とTMA加盟17社分)は、前年同月比23.6%増の1万9,598台と好調、月間記録を更新した。車種別では、乗用車販売台数が同44.3%増の7,507台(構成比38%)へと急増した。一方、商用車も同13.4%増の1万2,091台(構成比62%)と堅調であった。
この結果、2014年5カ月間(1月~5月)の国内四輪車新車総販売台数(工業会加盟の17社分)は、前年同期比22.4%増の8万9,335台に達した。 車種別では、乗用車販売台数が同35.3%増の3万2,331台(構成比36%)と好調であった。一方、商用車も同16.1%増の5万7,004台(構成 比64%)と堅調であった。
5カ月間のメーカー別販売台数シェア(工業会ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピンの44.4%(4万0,062台)であった。第2位は三菱モータース・フィリピンの23.5%(2万0,531台)、第3位はフォード・モータース・フィリピンの7.8% (7,167台)、第4位はいすゞ・フィリピンの5.9%(5,273台)、第5位はホンダカーズ・フィリピンの5.3%(4,759台)であった。
なお、上記の販売台数、前年同期比、シェアなどは、自動車工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。
四輪車販売台数推移(工業会加盟企業ベース)
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 4カ月間 |
2013年 | 12,303 | 14,439 | 15,292 | 15,094 | 15,856 | 72,984 |
2014年 | 15,642 | 16,828 | 19,173 | 18,094 | 19,598 | 89,335 |
伸び率 | 27.1% | 16.5% | 25.4% | 19.9% | 23.6% | 22.4% |
(出所:ASEAN自動車連盟統計などより作成)