フィリピンの銀行の営業時間自由化

2014/06/04

 

  フィリピン中央銀行(BSP)は、6月3日に、「金融委員会が銀行の営業時間を自由化した」と発表した。

 現行規則では、基本的には、銀行の営業時間は1日6時間以上、祝祭日を除く月曜から金曜まで週5日間営業と定められている。また、営業時間 は午前8時~午後8時の間と定められている(以上は、電子取引やATMでの取引には適用されない)。この基本原則を変更するためには、中央銀行の事前承認 が必要とされている。

 今後は、中央銀行へ事前に書面で報告するだけで、営業時間の変更や延長が可能となる。そして、延長時間内でもフルバンキング・サービス提供が可能となる。ただし、警備員配置や防犯設備・機器類の設置などの安全確保規則は継続される(14年6月3日のフィリピン中央銀行発表より)。