3月の新車販売、25%増の1万9,173台(工業会ベース)

2014/04/13

月間新記録、第1四半期も23%増の5万1,643台と好調
首位トヨタのシェア44.2%に上昇、2位は三菱自の23.6%

 

 4月12日付けフィリピン各紙によると、フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)は、2014年3月の新車販売動向を発表した。

 

 それによると、2014年3月の国内四輪車新車総販売台数(CAMPIとTMA加盟17社分)は、前年同月比25.4%増の1万9,173台に達し、月間ベースで史上最高となった。車種別では、乗用車販売台数が同40.1%増の7,174台(構成比37%)へと急増した。一方、商用車も同18%増の1万1,999台(構成比63%)と好調であった。


 この結果、2014年第1四半期(1月~3月)の国内四輪車新車総販売台数(工業会加盟の17社分)は、前年同期比22.9%増の5万1,643台に達した。 車種別では、乗用車販売台数が同30%増の1万8,092台(構成比35%)と好調であった。一方、商用車も同19.4増の3万3,551台(構成比65%)と堅調であった。

 第1四半期のメーカー別販売台数シェア(工業会ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピンの44.2%(2万2,828台)であった。第2位は三菱モータース・フィリピンの23.6%(1万2,165台)、第3位はフォード・モータース・フィリピンの7.1%(3,692台)、第4位はホンダカーズ・フィリピンの6.4%(3,318台)、第5位はいすゞフィリピンの5.9%(3,068.台)であった。

 なお、上記の販売台数、前年同期比、シェアなどは、自動車工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。

 CAMPIは、現時点では、工業会非加盟企業分も含めた2014年の新車総販売台数を前年比9.5%増の23万台と予想している。しかし、第1四半期実績がその予想を大幅に上回るペースで推移していることから、CAMPIは間もなく、予想の上方修正を行いそうである。

 四輪車販売台数推移(工業会加盟企業ベース)
時期 1月 2月 3月 第1四半期
2013年 12,303 14,439 15,292 42,034
2014年 15,642 16,828 19,173 51,643
伸び率 27.1% 16.5% 25.4% 22.9%
(出所:ASEAN自動車連盟統計などより作成)