比ミニストップ、3月末402店(前年同月末345店)
2014/04/11
フィリピン発の「カリまん」や「ハロハロ」、日本で人気
ミニストップの2014年3月末の店舗数は、日本国内において2,197店(サテライト店など含む)に達した。
海外においては2,375店(韓国1,896店、フィリピン404店、中国46店、ベトナム17店、カザフスタン7店、インドネシア7店)となり、国内外総店舗数は4,572店となっている。
フィリピンのミニストップは、ロビンソンズ・コ ンビニエンス・ストアーズ(RCSI)によってフランチャイズ展開されている。RCSIは、三菱商事、ミニストップ株式会社、ゴコンウェイ・ファミリー傘 下のロビンソンズ・リテイル・グループとの共同事業である。1997年にRCSIとミニストップ本社との間でカントリー・フランチャイズ契約が締結され た。なお、ロビンソンズ・リテイルは、 昨年11月にフィリピン証券取引所(PSE)に新規上場された。
フィリピンのミニストップ店舗数は、2012年末337店、 2013年12月末386店と出店ピッチが再加速化している。そして、上記のように、2014年3月には402店に達し、前年同月末の345店からは57店、率 にして16.5%の増加となった。フィリピン側パートナーであるロビンソンズ・リテイルの新規上場で勢いが増した感もある。
なお、日本のミニストップ各店は、今年2月7日から、「カリまん」を発売した。「カリまん」は、フィリピン・ベトナム・カザフスタン・インドネシアのミニストップで好評な「Kariman(カリマン)」をベースに、日本向けに開発したワンハンドスナックである。自慢の具材をホクホクの生地で包み、外側をカリッと仕上げたところが特長である。レジにて注文後、温めてから提供する。
ミニストップは海外でもミニストップならではのファストフードを販売しており、日本で1994年からヒットしていた「かりかりまん」をモデルにして、フィリピンで2000年に発売したのが「Kariman(カリマン)」である。その後ベトナム、カザフスタン、インドネシアでも販売され、いずれもファストフードの人気メニューとなっている。したがって、日本の「カリまん」はフィリピンからの再上陸商品といえる。
そして、日本のミニストップは、2月の発売以降人気メニューとなった「カリまん 」から新商品ナポリタン(150円)を、2014年4月11日(金)より全国のミニストップ店舗において発売。 第2弾の今回は「ナポリタン」を具材にした。中の具材はハム、ピーマン、たまねぎをパスタと一緒にトマトケチャップで味付けしている。店内厨房で揚げているので香ばしい生地とナポリタンがおいしくマッチした商品となっている。
また、日本のミニストップが1995年から発売してきた夏季限定デザートハロハロは、夏の看板商品、風物詩として育っている。 ハロハロとは、タガログ語で「混ぜこぜ」という意味で、フィリピンの代表的なカキ氷デザートのことである。「混ぜこぜ」という名の通り、中に入れる食材に特別な決まりはなく、色や食感、味の異なるいろんな甘いものとカキ氷を混ぜながら食べて、最後はジュースのように飲む、というデザートである。
日本のミニストップのハロハロのゼリーにはフルーツ、ナタデココ、遊び心を加えたハートゼリーなどが入っている。また、氷には「純氷」を使用している。純氷とは、カルキなどの不純物を一切取り除いて凍らせた氷。24時間以上かけてゆっくり氷結させているため、シャリシャリ感がある。また、家庭用冷蔵庫で作った氷とは比べものにならないほど固く、溶けにくく透明感があるのが特徴である。
このように、日本のミニストップでも、フィリピン発の商品が大活躍している(14年4月11日のミニストップ株式会社ニュースリリースより)。