協立電機、フィリピン子会社設立

2014/04/10

半導体基板検査装置などを拡販へ

 

 協立電機(JASDAQ上場、本社:静岡市)がフィリピン子会社設立に関する詳細が決定された。

 協立電機はITとFA(ファクトリーオートメーション)の融合分野であるインテリジェントFA システムの開発・製造・販売を軸に事業展開してきている。このほど、フィリピン・カビテ州ロサリオのカビテ経済区に子会社を設立することや、その子会社の詳細が以下のように決定された。

<子会社の概要>
(1)商号 :Kyoritsu Electric Tech (Philippines) Inc.
(2)設立年月日:2014年6月1日 (予定)
(3)業務開始日:2014年7月1日 (予定)
(なお、この日程はフィリピン政府からの許認可取得時期により大きく変動する可能性がある)
(4)本社所在地:PhaseⅣ, Block 16, Cavite Economic Zone, Rosario, Cavite, Philippines, 4106(予定)
(5)代表者: 西 雅寛氏(協立電機代表取締役社長)
(6)資本金 20万米ドル
(7)出資比率: 協立電機 100%
(8)会社の目的:フィリピン進出の日・米・欧メーカーを主たる対象に半導体基板検査装置を中心としたインテリジェントFA システムの拡販強化を図る。
(9)常勤社員数: 5名(予定)

 協立電機グループは、半導体基板検査装置のフィリピン国内ユーザーに対して、従来マレーシアの子会社より販売してきた。しかし、フィリピンに進出するセットメーカーの増大に伴い、フィリピン国内にて子会社を設立し、顧客に近いところから製品の販売、代金決済を行うのが有利と判断し、子会社を設立することした。また半導体基板検査装置以外のインテリジェントFA システム製品の販売可能性を追求していくにも、フィリピン国内に子会社を設立したほうが有利と判断した。

 なお、初年度の売上高は1億円を予定しているが、本件に伴う今期の連結業績予想への影響はない(14年4月10日の協立電機株式会社ニュースリリースより)。