比セブン・イレブン好調、2013年は47%増益

2014/03/19

店舗数22%増の1,009店、今年末1300店目標
ミニストップ387店、ファミリーマート31店に大差

 フィリピンのセブン・イレブンは、台湾系のプレジデント・チェーン・ストア(ラブアン)ホールディングスが51.56%を所有(2013年9月末現在)するフィリピン・セブン社(PSC)によって運営されている。

 

  PSCは1982年11月に設立され、同年12月に米国テキサス州ダラスのサウスランド社(その後セブン-イレブン社に社名変更)からフィリピンでのセブン-イレブン運営ライセンスを獲得。1998年2月4日に、フィリピン証券取引所(PSE)に上場した。

 このPSCが2013年度(1月~12月)決算速報を発表した。それによると、2013年のグループ売上高は前年比29%増の172億ペソ、営業利益は同45%増の10億ペソ、純利益は同47%増の6億 8,300万ペソ、1株当たり純利益(EPS)は同47%増の1.49ペソと大幅増収増益決算となった。

 年前半の夏の訪れが早く高温であったこと、新規出店効果、商品構成見直し、効率化、公共料金支払いやクレジットカード取り扱い拡大などによる一層の顧客 利便性向上にくわえ、5月13日投票の中間総選挙特需などにより好決算となった。

 2013年末のフィリピンでのセブン・イレブン総店舗数は1,009店に達し、2012年末の829店から180店、率にして22%増加した。1,009店舗のうち、32%が自社店、68%がフランチャイズ店である。フランチャイズ店比率は前年末の67%から上昇した。
 
 フィリピンでのセブン・イレブン第1号店は、1984年2月にケソン市エドサ通り沿いにオープンした。当初の出店ピッチは鈍かったが、2000年の小売 業界規制緩和を契機に出店ピッチが速まった。そして、2006年末287店、2007年末311店、2008年末368店、2009年末447店、 2010年末551店、2011年末689店、2012年末829店、そして2013年6月末893店、12月末1,009店と推移している。

 PSCは、これまで2012年年末までに800店、2013年末までには1000店体制とすることを目標としてきていた。これまでの出店実績は目標に沿って 順調に推移している。一昨年央まではセブン・イレブン店舗展開はルソン地域に限られていたが、セブやミンダナオでも展開する方針であり、一昨年7月31日にセ ブに初出店した。セブでも早期に100店体制とする方針である。そして、2014年年末までに合計店舗数1,300店を目指す。

 いずれにしても、フィリピンのコンビニエンス・ストア業界が離陸期入りし高成長を続けているといえる。そして、業界トップ(店舗数シェアで約45%)の セブンイレブンをミニストップやマーキュリー・セルフサービスが追うという構図になっている。昨年4月にはファミリーマートもフィリピン1号店をオープン した。ちなみに、2013年末のミニストップ店舗数は386店、ファミリーマート店舗数は31店となっている(14年3月19日のフィリピン証券取引所回覧1237-2014号などより)。