フィリピン証券取引所、2013年は35%増益
2014/03/14
フィリピン証券取引所(PSE、自身もPSEに上場)が、2013年度(1月~12月)の決算速報を発表した。
それによると、2013年の営業収入は前年比34%増の15億 3,000万ペソに達した。特に、5月央まで株式市場が非常に強かったこと、商いが非常に高水準であったことが寄与した。2013年のPSEの1日当たり 売買高が同45%増加したことで、年間取引高が同44%増の2兆5,500億ペソへと大幅増加した。この結果、売買関連収入は同59%増の1億1,089 万ペソへと急増した。
一方、8社が新規公募(IPO)を通じての新規上場を果たし、デルモンテ・パシフィックもイントロダクション方式で新規上場したことで、上場関連収入も同28.5%増の1億6,067万ペソへと大幅増加した。
二桁増収効果に加え、費用が6%増の5億2,800万ペソと増収率以下の伸びにとどまったことなどで、純利益は同35%増の8億4,480万ペソへと二桁増加となった。完全希薄化ベースの1株当たり利益は11.53ペソで、前年の8.54ペソから35%増加した。
なお、PSEは3月12日開催の取締役会において、2014年4月3日時点の株主に対して、普通配当1株当たり5.47ペソ、特別配当同3.53ペソ、 合計配当同9.00ペソを実施することを決議した。支払日は4月28日と予定されている(14年3月13日のフィリピン証券取引所回覧1133-2014 号などより)。