商船三井、フィリピン等で安全対策会議
2014/03/14
世界最高の安全運航を目指し世界4拠点で
商船三井(MOL)は、同社の船員確保の主要4拠点で、安全対策会議(MOL セーフティー・カンファランス2014)を開催した。
MOLは、グループの安全運航対策の強化について、各国のMOL船員への説明と意見交換を主な目的として、2007年から毎年、MOL船員の主要供給国で開催している。MOLは、これらの活動を通じて、"世界最高水準の安全運航"への取組みを続けていく方針である。
今回が8回目の開催であり、2月20日開催のインド・ムンバイでは130人、2月26日開催のフィリピン・マニラでは190人、3月5日のクロアチア・サダールでは130人、3月6日の東京では70人、合計510人の船員が参加した。
今年の各地の会議は冒頭「当社は今年創業130周年を迎え、更なる成長を目指しているが、顧客からの信頼を得るためには安全運航が最も重要である。最前線 を担う乗組員の皆さんには引き続き、安全意識を高め、安全運航の達成に取り組んでほしい」との、MOL芦田昭充会長、武藤光一社長によるメッセージで開始された。
会議には安全運航本部長である 根本正昭常務執行役員をはじめとするMOL役職員も多数出席し、今回の主要テーマである“近年発生した重大事故の再発防止”、“想定しがたいトラブルによ る事故の未然防止”、“経験の浅い乗組員の人身事故撲滅”を中心としたプレゼンテーションや事故事例を題材としたグループディスカッションなどを通して活 発な意見交換を行った。
また、労働災害防止を目的にMOLが独自に開発した身体機能向上体操(MOL Body FIT[Function Improvement Training] Exercise)を各会場で出席者全員が行い、船上での人身事故撲滅への決意を新たにした(14年3月13日の商船三井株式会社プレスリリースより)。