日本の先端エコカー、フィリピンで普及・促進へ

2014/03/12

無償資金協力「次世代自動車パッケージ」実施

 

3月12日、フィリピン・マニラにおいて、卜部敏直駐フィリピン日本国大使とアルバート・デル・ロサリオ・フィリピン共和国外務大臣との間で、ノン・プロジェクト無償資金協力である「次世代自動車パッケージ(5億円)」に関する交換公文の署名が行われた。


 「次世代自動車パッケージ」は、エネルギー効率が良く環境負荷が低い日本の次世代自動車を、フィリピン国内に普及・促進するための資金を供与するものである。また、日本企業が生産した製品が調達されることで、今後、日本企業の海外展開が促進されることが期待される。

 「次世代自動車パッケージ」は、日本が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した、2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものである。日本は、すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け、フィリピンと引き続き気候変動分野で連携していく。

 この協力を通じて、フィリピンの産業及び環境政策支援を図ると同時に、今後の日本企業の海外展開が促進され、日本とフィリピンとの経済関係が一層強化されることが期待される(14年3月12日の在フィリピン日本大使館発表などより)。