セブ・パシフィック航空、創業18周年

2014/03/09

比最大の航空会社に、累計乗客数8千万人
3月30日にマニラ⇔成田線、名古屋線就航

 

 フィリピンの格安航空(LCC)最大手であるセブ・パシフィック航空(CEB)が創業18周年を迎えた。



 創業以来の累計乗客数は8千万以上に達した。2013年は、超大型台風30号(フィリピン名:ヨランダ)の影響による11月と12月の伸び悩みがあったものの、年間では前年比8.3%増の1,435万1,765人へと増加した。

 CEBは1996年3月8日に、セブ⇔ダバオ毎日便の運航を開始した。その後、積極的な路線拡大、新鋭機導入、斬新なアイディア(飛行前の客室乗務員のダンスによる安全講習など)などにより、急成長を続け、現在ではフィリピン航空(PAL)を追い抜きフィリピン最大の航空会社(単独ベース)ともなっている。CEBは創業18周年を記念して、3月7日~9日に全線1ペソという激安プモーションを実施した。

 CEBは現在、国内便36路線、国際便24路線で運航しており、現在も積極的に新路線就航、増便などを行っている。日本路線も大幅拡充しつつあり、まずマニラ⇔大阪(関西空港)線を増便した。昨年12月20日にそれまでの週3便から毎日便とした。この増便により、同線の合計席数は133%増加した。
 
 2014年3月30日には、マニラ⇔東京(成田)線を就航する。同線は毎日便であり、往路が午前5時25分(現地時間:以下同様)マニラ発、午前10時35分成田着、復路が午前11時45分成田発、午後3時45分マニラ着となる。使用機材はエアバスA320と予定されている


 同日に、マニラ⇔名古屋(中部国際空港)線も就航される。同線は、火、木、土、日曜日の週4便となる。往路が午後3時20分マニラ発、同8時25分名古屋着、復路が午後9時10分名古屋発、翌日午前0時10分マニラ着となっている。

 CEBの現在の運航機数は、エアバスA319 が10機、A320が29機、A330が3機、ATR-72 500が8機、合計50機に達している。これは、フィリピン航空会社のなかで最多である。その機体年齢はアジアの航空会社のなかで最も若いとされている。さらに、2014年から2021年にかけて新鋭機13機以上を取得予定である(14年3月7日のセブ・パシフィック航空発表より)。