千代田インテグレ、フィリピン工場建設

2014/02/14

販売子会社を10倍増資、生産拠点に

 

  有力部品メーカーである千代田インテグレ(東京都中央区)は、2月13日開催の取締役会において、フィリピン現地法人「チヨタ・インテグレ・フィリピン」(CIPC)の増資を行うことを決議した。


 千代田インテグレは、2012年8月31日に、フィリピンにおける販売子会社としてCICPを設立した。今回、フィリピンに工場を建設するにあたり、そ の土地の取得、建設費用等の投資に充当する増資を実施することにした。すなわち、CICPは現在の販売会社から、電気製品等の機構部品、機能部品の製造拠点へと衣替えされる。 なお、CICPは、エプソン、キャノン、村田製作所、ブラザー工業などの生産拠点であるバタンガス州に立地している。

 CICPの現行資本金は1,500万ペソ(約3,400万円)であるが、2014年3月払い込み予定の増資後資本金は1億5,000万ペソ(約3億4,200万円)へと10倍に増強される。出資比率は、これまでと同様、千代田インテグレ100%出資のシンガポール現地法人CHIYODA INTEGRE CO. (S) PTE. LTD.100%である。

  千代田インテグレは、特にコア事業であるソフト素材の加工技術「ソフトプレス」は世界トップクラスの技術力を誇っている。また、素材メーカーと連携して環境に優しいオリジナル材料開発を行うなど、新素材の開発にも積極的に取り組んでいる(14年2月13日の千代田インテグレ株式会社ニュースリリースよ り)。