マニラでシェル・アジア・エコカーレース
2014/02/06
会場のロハス大通り、交通規制で大渋滞
インターナショナル・シェル・エコマラソン・アジアイベント(2月6~9日)のため、現在ロハス大通り(Roxas Boulevard)のリサール公園付近が片側通行となっており、ひどい渋滞が発生している。
閉鎖されているのは、ロハス大通りのカティグバック・パークウェイ(パドレ・ブルゴス)からサウス・ドライブ(TMカラウ通り)区間の南行き車線。交通の流れが正常化するのは15日以降とのこと。
主催者の石油元売り大手シェル・フィリピンズによると、シェル・エコマラソンとは世界の学生グループが燃料効率の優れたエコカーを設計製造し、そのエコカーレースでその高い技術力とドライビングを競う大会である。
約70年前のシェルオイル(米国)に起源をもつ伝統ある大会でもある。現在は、米国・欧州・アジア(アジアでは2010年大会が初回)の三大陸で開催している。競技は、究極の燃料効率を追求する“プロトタイプクラス”と、デザインにより実用性を持たせた“アーバンコンセプト”の2つのクラスに分かれる。また使用するエネルギーによって、ガソリン・ディーゼル・バイオフューエル・ガスツーリキッド(GTL)・水素・ソーラー・電気のカテゴリーに分けられる。
出場チームは、期間中、トライアルを重ね、1リッターの燃料(電気は1KWH)で、どれだけ長距離を走行できるかの記録を競い合う。また、安全性・チームワーク・デザイン・技術革新性に優れたチームにはオフ・トラック賞が授与される。
シェルグル―プは、世界各国から参加した技術系学生が、持続的なモビリティへのビジョンを具現化を応援し、各コンセプトの実用化にむけた切磋琢磨の機会提供を目指している。マニラで開催されるのは今回が初めてのことである(14年2月5日のフィリピン情報局発表などより)。