ヤクルト、フィリピンで1日159万本販売

2014/02/04

2013年6.2%増加、早期に日販200万本へ
アジア9ケ月間の営業利益は80%急増

ヤクルト本社がこのほど、2013年度9カ月間(13年4月~12月)の連結決算を発表した。



 同期間の売上高は前年同期比8.7%増の2,641億円、営業利益は同42.4%増の254億円、経常利益は同31.9%増の312億円と好調であった。

 特に、アジア・オセアニア地域の飲料・食品販売事業の売上高は前年同期比49.%増の453億円、営業利益は同80.5%増の135億円へと大幅増加した。この営業利益は、日本国内の飲料・食品販売事業の80億円を大幅に上回り、地域別で最大となった。営業利益率も29.8%で地域別最高(日本国内は5.2%)となった。

 ヤクルトは、アジア・オセアニア地域においては、フィリピン、香港、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、インド、中国などで乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」などを製造、販売している。

 フィリピンにおいては、ヤクルト本社が40%出資 するヤクルト・フィリピンズ(持分法適用会社)が、1978年10月から営業を行っている。すなわち、ヤクルトはフィリピンで昨年35周年を迎えたのであ る。海外での販売開始時期については、1964年の台湾、1968年のブラジル、1969年の香港、1971年の韓国とタイに続く歴史を有している。

 ヤクルト・フィリピンの従業員数は650人、ヤクルト・レディーは約2,650人、取引店は7万店以上に達している。そして、日本と同基準の厳しい品質 管理で製造されたヤクルトをこれまでは1本約20円相当で提供してきた。ヤクルトは、赤痢や腸チフスなどに悩まされながら、医薬品購入余力がない低所得層にとって安価な栄養食品となっている。すなわち、庶民の強い味方となっており、知名度も高くなっている。

 決算補足資料に掲載された海外乳製品(ヤクルトなど)の売上数量内訳(速報値)によると、アジア・オセアニア地域での2013年年間の一日当 り販売数量は、前年比9.5%増の1,727万9千本と好調であった。
 
 2013年のフィリピンでのヤクルト一日当り販売数量は、同6.2%増の159万4千本と堅調に推移した。アジア・オセアニア地域では、 韓国の428万6千本、中国本土の380万1千本、インドネシアの317万5千本、タイの203万5千本に次ぐ第5位となっている。アジア・オセアニア地でのフィリピンのシェアは9.2%となっている。早期に同200万本体制を目指すとのことである。

 なお、ヤクルトグループはアジア、オセアニア、米州、 欧州へと世界各地にネットワークを広げてきた。昨年10月には乳業王国スイスでも発売した。現在、ヤクルトの乳製品は、日本を含む世界33カ国・地域 で、毎日約3,200万本が販売されている(株式会社ヤクルト本社の決算短信補足資料などより)。