比トヨタ、インドネシア製エコカー「アギア」発売へ
2014/02/03
比名「Wigo」、約45万ペソから、月販500台目標
トヨタ自動車(トヨタ)とダイハツ工業(ダイハツ)は、ダイハツのインドネシアの子会社アストラ・ダイハツ・モーターで生産しているミニハッチバック車をフィリピンに輸出し、トヨタ・モーター・フィリピン(TMPC) より、トヨタブランドとして2月末より販売を開始する。輸出台数は月間500台と見込んでいる。
この小型車は、ダイハツが企画・開発したモデルであり、インドネシアではトヨタ「アギア(AGYA)」、ダイハツ「アイラ(AYLA)」として、2013年9月より生産・販売されている。「アギア(AGYA)」とは古代インドネシア語で 「Fast(速い)」の意味である。
2月3日インドネシアで行われた輸出式典で、ダイハツの金子達也副社長は「環境に優しく、求めやすいこの車は、フィリピンの顧客に満足頂けると確信している。また、インドネシア政府推奨のLCGC(Low Cost Green Car) 初の輸出であり、輸出促進を通じて、インドネシア自動車産業に貢献したいと思う」とkメントした。ちなみに、LCGCとは低価格で燃費が良い車の普及を促進する政策。認定車には、税制上の優遇措置が与えられる。
また、トヨタの福井弘之常務役員は「トヨタとダイハツは、インドネシアから完成車やエンジン等を80以上の国/地域に輸出しており、インドネシアを重要なグローバル生産供給拠点と位置付けている。2013年の完成車輸出台数は13万8,000台以上で、インドネシアからの完成車輸出全体の80%以上を占めている」と語った。
既報の通り。トヨタモーター・フィリピンズ(TMPC)は、「アギア」を、「Wigo」というブランド名にて、フィリピン市場に投入するする。トップ ギア・フィリピン誌オンラインニュースによると、販売価格帯は1.0リットルEマニュアル車が44万8,000ペソ、同Gマニュアル車が49万9,000 ペソ、同Gオートマチック車が53万4,000ペソとのことである(14年2月3日のトヨタ自動車株式会社ニュースリリースなどより)。