日本、フィリピンに687億円の円借款
2013/12/13
巡視船187億円、災害軽減に500億円
12月13日、東京において、日・フィリピン首脳会談後、安倍総理、アキノ大統領の立ち会いの下、岸田外務大臣とデル・ロサリオ外務大臣との間で,円借款2件に関する交換公文の署名が行われた。
<対象案件の概要>
(1)「災害復旧スタンド・バイ借款(供与限度額:500億円)
災害リスクの高いフィリピンにおいて、災害リスク軽減・管理能力向上に係る各種政策の実施促進を図るとともに、災害発生後の復旧において必要となる資金ニーズに備えることにより、フィリピンの災害リスクを軽減し管理能力を強化するものである。
供与条件は以下のとおり。
(ア)金利:年0.01%
(イ)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(ウ)調達条件:一般アンタイド
(2)「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化計画(供与限度額:187.32億円)
フィリピン沿岸警備隊に船舶を供与することにより、沿岸域内での海難救助や海上法執行等の業務を迅速かつ適切に実施するための能力向上を図り、フィリピンの海上安全の向上に寄与するものである。
供与条件は以下のとおり。
(ア)金利:年0.1%(コンサルティングサービス部分は0.01%)
(イ)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(ウ)調達条件:日本タイド
(13年12月13日の日本外務省発表より)。