フィリピン汚職・腐敗改善続く、タイより高評価に

2013/12/03

清潔度94位(昨年105位)、ASEANで第3位に
タイ102位、インドネシア114位、ベトナム116位

 

 

 世界各国の汚職動向を監視している非政府組織(NGO)であるトランスペアレンシー・インターナショナルは、12月3日に、国・地域別汚職認識指数(Corruption Perceptions Index=CPI)やそのランキング2013年版を発表した。2013年調査対象となったのは177ヵ国・地域。


 トランスペアレンシー・インターナショナル汚職認識指数は、ビジネス関係者、一般大衆及び各国のアナリストなどによって、公務員や政治家の間に汚職がどの程度存在すると認識されているかという点から各国をランク付けている。得点数(100点満点)や順位が高いほど汚職に対する清潔度が高く,得点数や順位が低いほど腐敗度が高いことを意味する。

 2013年の清潔度トップはデンマークとニュージーランド(91点)。以下、第3位スウェーデンとフィンランド(89点)、第5位シンガポールとノルウェー(86点)、第7位スイス(85点)、第8位オランダ(83点)、第9位カナダと豪州(81点)と続く。
 最下位は北朝鮮、ソマリア、アフガニスタン(8点)、スーダン(11点)、南スーダン(14点)、リビア(15点)、イラク(16点)と続く。

 主要国では、日本が18位(74点)、ドイツ12位(78点)、英国14位(76点)、米国19位(73点)などとランクされている。経済成長の高さで注目されてきた中国は80位(40点)、インドは94位(36点)であった。

 ASEAN諸国では、清潔度ベストテンの常連であるシンガポール5位(86点)のほか、マレーシア53位(50点)、フィリピン94位(36点)、タイ102位(35点)、インドネシア114位(32点)、ベトナム116位(31点)、ラオス140位(26点)、ミャンマー157位(21点)、カンボジア160位(20点)と続く。

 このように、フィリピンの清潔度は94位で、昨年の105位、一昨年の129位、その前の134位から連続上昇となっている。そして、ついに二桁台へと上昇している。また、ASEAN諸国のなかで第3位へと躍進した。一昨年のラオス、ミャンマー、カンボジアを上回るだけであった状況から様変わりとなっている。アキノ政権が強調している汚職撲滅努力を反映した結果といえる。ただし、さらなる汚職・腐敗防止努力が必要な状況でもある(13年12月3日のトランスペアレンシー・インターナショナル発表より)。