日本航空電子、フィリピン第2工場竣工

2013/11/20

拡大するスマホ・自動車向け需要に対応
台風30号被害支援に5万ドルの義捐金

 

 

日本航空電子工業(航空電子)は、今年8月20日に創立60周年を迎えた。そして、 国内外3工場棟が竣工、生産増強整備が完了した。



 このほど、航空電子のフィリピン拠点であるJAEフィリピン(カビテ州 社長:木村 眞一氏)の第2工場が完成し、11月13日に、竣工式が執り行われた。この第2工場の延床面積は1万3,200平米である。

 航空電子は、スマートフォンや自動車向けコネクタの需要増などに伴う各生産拠点の狭隘化に対応するとともに、将来に向けての事業発展にも備えることを目的として、弘前・山形・フィリピンの国内外3拠点で新工場棟の建設を進めてきた。

 今回、9月に竣工した山形航空電子(山形県新庄市)の新工場棟、また7月に竣工している弘前航空電子(青森県弘前市)の新工場棟とあわせ、計画した3拠点すべての工場棟が完成したことになる。

 これにより、弘前と山形の国内拠点では小型で高難度・高付加価値のコネクタを徹底した自動化・省人化設備で生産、フィリピンでは自動車各社のアジアなどへの生産シフトの動きに対応してコネクタ・ハーネスを生産することで、拡大するスマートフォン・自動車の需要を捉え、更なる業績の拡大を目指す。

 なお、航空電子とJAEフィリピンは、11月8日にフィリピン中部を襲った超大型台風30号(国際名:ハイエン、フィリピン名:ヨランダ)の被災地救援・復興のための義捐金5万ドルを拠出することを決定している。

 JAEフィリピンは航空電子の100%子会社で、カビテ州ジェネラル・トリアスのゲートウェイ・ビジネスパークに立地する、従業員数は2,400名に達している(13年11月20日の日本航空電子工業株式会社ニュースリリースなどより)。