台風30号で不二製油レイテ工場がほぼ全壊
2013/11/11
復旧の目途立たず、日本人社員は無事
超大型台風30号により、大手油脂メーカーである不二製油のフィリピン拠点がほぼ全壊した。
不二製油は11月11日に、「台風30号により、連結子会社であるニュー・レイテ・エディブル・オイル・マニュファクチャリング社(NLEOMC、フィリピン・レイテ島)にて甚大な被害が発生した。日本人駐在員および一部の現地従業員とは連絡がとれているが、現在全従業員の安否確認に努めている。また、生産設備等の復旧の目途は立っていない」と発表した。
この被害による不二製油グループへの損害額および業績等への影響は現在調査中であり、。詳細が判明し重大な影響が見込まれる場合には、速やかに情報開示するとのことである。
NLEOMCは、レイテ島において、ココナツ・オイル(やし油)を原料とする食用油脂の製造販売を行っている。設立は1994年2月、現行資本金は5億0,700万ペソで不二製油が86.7%、伊藤忠商事が12.5%、現地資本が0.8%出資している(13年11月11日の不二製油株式会社ニュースリリースより)。