台風30号発生、9日にフィリピン横断見込み

2013/11/04

パラワン島東方スル海にも熱帯低気圧

 

日本気象庁によると、11月4日午前9時に、トラック諸島近海で熱帯低気圧が台風30号(国際名:ハイエン)に変わった。



 日本気象庁の5日午前3時45分の発表によると、5日午前3時(日本時間、フィリピン時間では午前2時)現在の台風30号の中心位置はカロリン諸島(北緯6度30分、東経147度35分)にあり、西に向かって時速25kmで進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速23メートル、最大瞬間風速は同35メートルとなっている。

 予想経路図では、台風30号はさらに西に進み、11月9日にフィリピン中央部を横断、10日に南シナ海に抜ける公算が大きい。なお、台風の年間発生数が30台となったのは1994年の36個以来のことである。統計史上年間最多は1967年の39個、最少は2010年の14個であった。

 このほか、フィリピン・パラワン島東方のスル海では熱帯低気圧(フィリピン名:ウイルマ)が西北西に移動中であり、5日にパラワン島を横断、6日に南シナ海へ抜ける見込みである(13年11月5日午前3時45分の日本気象庁の発表などより)。