台風29号発生、ルソン島直撃・横断の公算

2013/10/29

日本気象庁によると、10月30日に、フィリピンの東の海上で台風29号(国際名:クローサ、フィリピン名:ヴィンタ)が発生した。



 日本気象庁の30日午前4時05分の発表によると、30日午前3時(日本時間、フィリピン時間では午前2時)現在の台風29号の中心位置はフィリピンの東(北緯15度04分、東経131度20分)にあり、西北西に向かって時速15kmで進んでいる。中心気圧は1,000ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速18メートル、最大瞬間風速は同25メートルとなっている。

 予想経路図では、台風29号は、11月1日にフィリピン・ルソン島北部に上陸・横断して、11月2日に南シナ海に抜ける公算が高い。フィリピン災害対策本部(NDRRMC)も、29日21時に、「台風ヴィンタがルソン島イサベラ州・アウロラ州に向かっている」と発表、イサベラ州とアウロラ州にシグナル1警報を発出した(13年10月30日午前4時05分の日本気象庁の発表などより)。