猛烈な勢いの台風19号、フィリピン北部に接近

2013/09/19

ルソン北部にシグナル2、21日には沖縄の南へ
 

 大型台風19号(国際名:ウサギ、フィリピン名:オデット)が猛烈な勢いに発達した。


 日本気象庁の9月20日午前3時50分の発表によると、20日午前3時現在(日本時間、フィリピン時間:午前2時)の台風19号の中心位置は、フィリピンの東(北緯18度40分、東経126度25分)にあり、北西に向かって時速20kmで進んでいる。中心気圧は910ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速55メートル、最大瞬間風速は同80メートル、秒速25m以上の暴風域は全域170kmという猛烈な勢いとなっている。

 日本気象庁の経路図では、台風19号は20日にルソン島北部に接近しつつある。そして、21日午前3時には、中心が沖縄の南(北緯20度40分、東経123度05分)にあり、中心気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速55メートル、最大瞬間風速は同80メートルと猛烈な勢いを保持していると予想されている。

 フィリピン国家災害対策本部(NDRRMC)も19日に、「大型台風19号は勢力を強めながらルソン島北部に接近しつつある」と警告、19日19時時点で、カガヤン、カラヤン、アパヤオ、バタネス諸島、バブヤン諸島にシグナル2、北イロコス、南イロコス、イフガオ、アブラ、カリンガ、イサベラなどにシグナル1の警報を発出している(13年9月20日午前3時50分の日本気象庁の発表などより)。