日本語対応のフィリピン人講師安定採用へ
 

  株式会社DMM.com（本社：東京都渋谷区恵比寿）がサービス展開中のオンライン『DMM英会話』は、8月19日より、全国規模でのTVCM放映を開始した。

　これに合わせてDMM英会話は、フィリピンのミンダナオ国際大学と提携した。フィリピンで最も積極的な日本語教育を行なっている同大学との提携により、同大学からの安定的な講師採用を行うことができ、英会話経験の少ない生徒に対する日本語によるレッスンサポートが充実することが期待される。

　ミンダナオ国際大学はダバオにあるフィリピン日系人会の大学である。内田あやこ教育基金により2001年に設立され、日本フィリピンボランティア協会の協力のもと、2002年に開校された。全学生に日本語が必修科目として課されており、とくに国際学科の学生については、日本語の能力を測定する検定試験として最も権威のある日本語能力試験（JLPT）の取得が卒業要件となっている。学生たちは日本語能力ばかりでなく、日本文化への深い関心と理解を有しており、卒業生の多くは日系企業へ就職する。

　DMM英会話は従来より日本語を話せる講師を重視し、「日本語による簡単なサポートが可能」という講師検索タグを設けることで、英会話初心者でも安心して講師を選べるよう仕組みを整えてきた。

　レッスンの大部分は英語で話しつつも、言葉に詰まってしまったときには日本語によるサポートを受けられるこのサービスは、英会話初心者、子供や年配者から好評を得ている。

　このほどのミンダナオ国際大学との提携により、日本語能力の高い人材をより多く、より積極的に講師として迎えることができるようになり、一段と初心者にやさしいサービスを提供することが可能になる（13年8月22日の株式会社DMM.comニュースリリースより）。