台風11号強い勢力に、12日にルソン北部に上陸か

2013/08/10

 

  日本気象庁によると、8月10日午前3時、フィリピンの東海上で熱帯低気圧が台風11号(国際名:ウトア、フィリピン名:ラブヨ)になった。

 

  日本気象庁の8月11日午前3時50分の発表によると、11日午前3時現在の台風11号の中心位置はフィリピンの東(北緯14度10分、東経127度00分)にあり、西に向かって時速20kmで進んでいる。中心気圧は955ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速40メートル、最大瞬間風速は同60メートル、秒速25m以上の暴風域は全域130km、秒速15m以上の強風域は全域280kmという強い勢力となっている。

 日本気象庁の経路図では、台風11号はフィリピンへ向かい、12日にフィリピン・ルソン島北部に上陸、13日に南シナ海に進む見込み。14日午前3時には、中心が南シナ海(北緯20度25分、東経114度55分)にあり、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速45メートル、最大瞬間風速は同65メートルという非常に強い台風となっていると予想される。

 フィリピン国家災害対策本部(NDRRMC)も10日午前11時に、「台風11号は勢力を強めながら、ルソン島北部方面に向かっている」と発表、カガヤン州、イサベラ州、アウロラ州、キリノ州、カタンドゥアネス州にシグナル1警報を発出した(13年8月11日午前3時50分の日本気象庁の発表などより)。