伊予銀行、フィリピン・メトロバンクと業務提携
2013/07/13
伊予銀行(本店:松山市南堀端町)は、フィリピンの大手商業銀行メトロポリタン バンク&トラスト(メトロバンク、本店マニラ首都圏マカティ市)と提携した。
伊予銀行は、フィリピンにおいて事業を展開する取引先などを支援するため、7月12日から、メトロバンクと業務提携を開始。業務提携の主な内容は、 1.フィリピンの経済や投資環境、法制度など各種情報の提供、2.現地での口座開設や当行の保証に基づく現地融資など金融サービスの提供、3.フィリピンへの販路拡大サポート、4.現地コンサルを通じた弁護士や会計士など専門家の紹介などである。
メトロバンクはフィリピン全土をカバーする831の国内支店、海外33拠点という強力なネットワークをもとに、個人、中小企業、大企業、多国籍企業に至るまで広い範囲の貸出業務に強みがあり、特に貿易関係ではフィリピンで一番の取扱高を誇っている。総資産は約1兆0,127億円 (2013年3月末現在)でフィリピン第2位の規模となっている。
2013年第1四半期の純利益は前年同期比163%増(約2.6倍)の114億ペソに達し、業界トップとなった。そして、四半期ベースでの過去最高益を大幅更新するとともに、昨年記録した年間最高益154億ペソに近い水準となっている。
本店には2002年よりジャパンデスクを設置済みであり、同デスクは日本人ヘッドのほか、フィリピン人営業担当者8 名、アシスタント6 名、総勢15 名の陣容となっている。在日拠点は東京支店(設置:1996年3月)、大阪出張所(設置:1998年12月)の2 拠点となっている。
一方、伊予銀行は、アジア地域における取引先のビジネス支援態勢を強化しており、現在、5カ国で6行の海外金融機関と業務協力体制を構築している。今後も、このような提携機関や伊予銀行アジア3拠点(香港、上海、シンガポール)と連携しながら取引先の海外進出を支援して行く方針である。
なお、メトロバンクとの提携は、全国の地方銀行では7番目となる。今年6月21日には、七十七銀行(本店:仙台市青葉区)、7月8日には秋田銀行(本店:秋田市山王)がメトロバンクと協力協定を締結した(13年7月12日の株式会社 伊予銀行ニュースリリースなどより)。