フィリピン株ファンドの格付け、五つ星(最上位)に

2013/06/19

3年間の上昇率は年率39.5%(5月末時点)で首位

 

  キャピタル アセットマネジメント(CAM、東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」が、非常に良好なパフォーマンスを見せている。

 


 この「フィリピン株ファンド」は、モーニングスター社(東京都港区六本木)から、五つ星(5スター、★★★★★)のレーティングが付与された。モーニングスター社は、投資信託の評価・格付けを中心として、客観的立場から豊富で広範な金融情報を提供する企業である。

 リターンにリスクはつきものであるが、同じリスクをとるのならリターンは大きい方がいいし、同じリターンならリスクはなるべく小さい方がよい。そのため、ファンドの運用成績を見る時には、リターンだけでなくリスクの大きさを考えることも重要である。

 モーニングスターでは、運用期間が3年以上のファンドを対象として、ファンドのリターンとリスクを総合的にみて、運用成績が他のファンドと比べて良かったのか悪かったのか、相対的な評価を行っている。具体的には、ファンドのリターンが短期金利をどの程度上回ったかを示す超過リターンと、短期金利とのリターンのブレ「標準偏差」などをもとに計算される。

 モーニングスター・レーティングは、過去3年間、5年間、10年間のファンドのリスク調整後パフォーマンスが小分類内のファンド群の中で相対的にどのランクに位置するかを黒い星印で示したものである。一つ星(★)から五つ星(★★★★★)まで5段階のランクがあり、星の数が多いほど過去の運用成績が良かったことを示している。五つ星の分布比率は上位10%までである。

 なお、「フィリピン株ファンド」の2013年5月末時点での過去3年間のリターンは年率39.52%で、国際株式型ファンドのなかで第1位となっている(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド)。それも、第2位の野村の「(オーロラF)タイ投資F」の年率32.82%、第3位のアムンディの「インドネシア・ファンド『愛称:ガルーダ』」の年率30.30%などを大きく引き離している。
 
 5月末時点の「フィリピン株ファンド」のパフォーマンスは、過去1カ月間ではマイナス0.91%ながら、3カ月間で11.59%上昇、6カ月間では46.90%上昇、そして1年間では88.08%上昇となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は171.22%(以上、上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している((モーニングスター株式会社ウエブサイトやキャピタル アセットマネジメント株式会社の資料などより)。