サンミゲル、5年後に年商2兆ペソ目指す
2013/06/14
インフラなど多角化事業で現在の3倍に
サンミゲルは6月11日に、2013年年次株主総会を開催した。
株主総会では、エドゥアルド・コファンコ氏、ラモン・アン氏、元貿易産業相のロベルト・オンピン氏ら15名の取締役が選出された。そして、直後の取締役会において、コファンコ会長兼CEO、ラモン・アン副会長兼社長兼COOなどが再任された。
この株主総会において、コファンコ会長は、近年推進している電力、エネルギー、インフラ、鉱業などの多角化事業が開花期を迎えていると強調した。2012年の総売上高は前年比30%増の6,989億ペソになった。そのうち、多角化事業が同46%増と大幅増収、飲料・食品・パッケ―ジという既存コア事業は4%増収と対象的であった。そして、多角化事業の売上高比率が70%に達している。
コファンコ会長は、さらなる買収や事業基盤強化により、5年後の売上高500億ドル(約2兆1,500億ペソ)を達成、2012年の3倍の規模とすることを目標にするとコメントした。電力、鉱業、石油・ガス、インフラ事業などが500億ドル達成へ主導的な役割を果たすであろうとも説明した(13年6月13日のフィリピン証券取引所回覧4892-2013号などより)。