株式市場:6.75%続落、約5年ぶりの大幅下落率

2013/06/13

世界連鎖株安で6,100台に、外人8日連続売り越し

 2013年6月13日の株式市場は大幅続落し、PSE株価指数は442.57ポイント安の6,114.08ポイントで引けた。率にすると6.75%の続落。

  引き続き、リスク回避にともなう世界連鎖株安、国内失業率の上昇、輸出の不振、外資直接投資(FDI)の減少など最近発表されたマクロ指標の不調などを背景に、ほぼ全面安となった。この日の下落率6.75%は、2008年10月27日の12.27%以来、約4年9カ月ぶりの大幅な下落率である。

 セクター別では、最近までは上昇相場のリード役であった不動産株指数が7.30%続落、前日に続き下げ相場を主導した。このほか、持株会社指数が6.64%、金融業指数が6.27%、サービス産業指数が6.40%、工業指数が5.41%、石油・鉱業指数が3.32%の続落となった。

 全体の売買代金は前営業日比29%増の161億3,500万ペソ(約360億円)、総取引回数は同25%増の5万1,995回。値上がり18銘柄、値下がり182銘柄、変わらず24銘柄。外国人は16億5,000万ペソの売り越しで、8日連続の売り越しとなった。8日間の累計売り越し額は110億ペソ超となっている。

<2013年6月13日の株式市場概要>
指数 始 値 高 値  安 値 終値 前営業日比
PSE株価指数 6,457.83 6,457.83 6,114.08 6,114.08 -442.57

出来高(百万株) 2,477 28% 値上がり銘柄 18 外人買付額(百万ペソ) 7,540.9
売買代金(百万ペソ) 16,135 29% 値下がり銘柄 182 外人売却額(百万ペソ) 9,190.9
総取引回数 51,995 25% 変わらず銘柄 24 外人買越額(百万ペソ) -1,650.0
(出所:フィリピン証券取引所=PSE取引記録より作成、注:パーセント表示は前の営業日からの伸び率)