ミンダナオでの日本人や外国人誘拐計画情報

2013/05/31

日本大使館、外務省、米国大使館が注意喚起

   在フィリピン日本国大使館は5月31日に、「サンボアンガ市における日本人誘拐計画情報」というタイトルの注意喚起を行った。その内容は以下の通り。


1.アブサヤブグループ(ASG)が,フィリピン南東部ミンダナオ地方南ザンボアンガ州ザンボアンガ市において日本人を標的とした誘拐計画を立て行動しているとの情報に接した。

2.ついては、ザンボアンガ市及びその近郊に在住邦人は、情報収集を努めるとともに、細心の注意を払われたし。また、同市及び同市近郊への渡航計画者は、渡航の中止を含め検討されたし。なお,渡航情報では、すでに南ミンダナオ地方各州に対しては、「渡航の延期をお勧めします」を発出しているので、併せて確認されたし。

 また、日本外務省は5月31日に、「南部ミンダナオ島ザンボアンガ地域における外国人誘拐脅威情報に関する注意喚起」というタイトルの渡航情報(スポット)を発出した。その内容は以下の通り。

1.5月29日、在フィリピン米国大使館は、ザンボアンガ地域において,外国人を標的とする具体的な誘拐脅威情報があることから全ての米国民に対して警戒を呼びかけるメッセージを発出した。

2,ザンボアンガ地域に対しては、日本外務省も「渡航の延期をお勧めします」の渡航情報(危険情報)を発出しているので、今回の誘拐脅威情報を踏まえ、渡航情報(危険情報)を改めて確認されたし。やむを得ずこの地域に渡航する場合には、以下の基本的な誘拐対策等を念頭に、特に慎重な行動を取られたし。
(1)日頃から現地治安情勢の収集に努める。
(2)外国人であれば裕福であると常に思われていることを念頭に、ターゲットにされないよう慎重な行動を心がける。
(3)行動予定等を不特定多数の人間に言ってまわったり、知られたりしないよう心がけ、不用意に身辺情報を流さない。
(4)毎日の行動がパターン化しないよう注意する。
(5)単独での行動は避け、外出する場合には、周囲に不審者、不審車両がいないか確認し、尾行や監視がないか常に注意する(13年5月31日の在フィリピン日本大使館や日本外務省の発表より)。