フィリピン株ファンド、5,800円という高分配金

2013/05/23

設定後3年で1万円の分配、総リターン174%に

 キャピタル アセットマネジメント(東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」が、非常に好調なパフォーマンスを見せている。そして、このほど高額の分配を行った。

 「フィリピン株ファンド」の2013年4月末時点での過去1年の上昇率(リターン)は75.35%で、日本の国際株式型ファンドの運用実績ランキング第1位の座を継続させている(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較)。

 4月末時点の「フィリピン株ファンド」の上昇率は1カ月間で6.76%、3カ月間で19.24%、6カ月間では64.12%、そして1年間で75.35%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は173.72%(以上、上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している。

 「フィリピン株ファンド」の決算日は5月20日。このほど第3期決算を迎えたが、5,800円 (1万口あたり、税引き前、以下同様)という高水準の収益分配が行われた。第1期からの累計収益金は1万円に達する。

 「フィリピン株ファンド」は、フィリピン株式の中から比較的割安で投資魅力度の高い銘柄への投資に注力し、分散投資されたポートフォリオを構築することを目指している。トップダウン分析とボトムアップ分析を組み合わせたアプローチを用いている。トップダウン分析ではマクロ経済動向および政治情勢等の見通しについて検討し投資判断に活かす。ボトムアップ分析ではPER(株価収益率)などの指標分析やその他情報等を参考にして銘柄の配分を決定する。

 キャピタル アセットマネジメントは、「海外フィリピン人就労者(OFW)からの本国送金が堅調なこともあって、フィリピン内需は好調である。それに加えて、海外投資が増加することにより、フィリピンの経済成長は加速する」と考えている。そのなかで、特に消費関連、インフラ関連、銀行、不動産などのセクターが恩恵を大きく受けると見ている(モーニングスター株式会社ウエブサイトやキャピタル アセットマネジメント株式会社の月次レポートなどより)。