フィリピン株ファンド、国際株式型で上昇率トップ
2013/04/28
1年間の上昇率68.5%、リスク抑え高いリターン
設定(2010年5月末)来の上昇率は156.4%に
キャピタル アセットマネジメント(東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」の好調が続いている。
「フィリピン株ファンド」の2013年3月末時点での過去1年の上昇率(リターン)は68.52%で、日本の国際株式型ファンドの運用実績ランキングで第1位となった(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較、4月26日時点の集計、以下同様)となった。
ちなみに、第2位は野村アセットマネジメントの「(ノムラ・アジア)フィリピン・フォーカス」の64.40%、第3位は野村アセットマネジメントの「(オーロラⅡ) トルコ投資F」60.51%、第4位は損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「フォルティス・トルコ株式『愛称:メルハバ』」57.88%であった。
「フィリピン株ファンド」は、過去1年間のシャープレシオ・ランキングでも3.32で首位となっている。第2位は「(ノムラ・アジア)フィリピン・フォーカス」の3.19、第3位はJPモルガンの「アジア・オセアニア高配当株式ファンド『愛称:アジアの風』」の2.83%であった。
シャープレシオはポートフォリオが取っているリスクに見合うだけの収益をあげているかどうかをチェックするための指標であり、同じ運用利回りであってもシャープレシオが高いポートフォリオの方が高いリスク(収益のブレ)がない効率的な運用ができていると評価することができる。シャープレシオの値が高ければ、リスクを抑えながらも高いリターンを得た効率的なファンドと言える。
3月末時点の「フィリピン株ファンド」の上昇率は1カ月間で5.5%、3カ月間で27.4%、6カ月間では64.4%、そして1年間で68.5%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は156.4%(以上、上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している
フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後も高い成長続けると予想される。
キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行、不動産などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資していく方針である。
ちなみに、3月末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は銀行22.2%、資本財20.7%、不動産18.7%、各種金融13.7%、食品・飲料・煙草7.1%、その他10.7%、現金等6.9%となっている。
組入上位銘柄とそれらの構成比率は、SMインベストメンツ11.3%、アヤラランド8.6%、アヤラコープ8.1%、BPI銀行7.2%、ユニバーサル・ロビーナ6.5%、JGサミット6.1%、SMプライム5.8%、BDOユニバンク5.7%、メトロ・パシフィック5.6%、メトロバンク5.1%などである(モーニングスター株式会社ウエブサイトやキャピタル アセットマネジメント株式会社の月次レポートなどより)。