株式市場:急騰し初の7千ポイント台:4月22日

2013/04/22

今年27回目の最高値更新、終値7,120.48に
日経平均4年9カ月ぶりの高値到達も刺激に
 

 2013年4月22日の株式市場は急騰し、PSE株価指数は163.38ポイント高の7,120.48ポイントで引けた。率にすると2.35%の大幅続伸、初の7,000ポイント台到達となった。


 前営業日に引き続き終値ベース、場中瞬間値ベース双方揃って史上最高値を更新。終値ベースでは今年27回目、昨年年初から通算で65回目の最高値更新となった。全体の売買代金は前営業日比8%減の111億3,900万ペソ(約262億9,000万円)、総取引回数は同6%増の36,935回。値上がり104銘柄、値下がり64銘柄、変わらず49銘柄。外国人は6億2,550万ペソの買い越しであった。

 中国景気減速懸念がやや後退したこと、日経平均株価が大幅高し約4年9カ月ぶりの高値をつけたこと、好調なフィリピン経済に対する再評価などの動き、外人大幅買い越しなどにより急騰、高値引けとなった。終値は一気に7,100ポイント台へと上昇した。

 セクター別では、持株会社指数3.71%上昇、金融株指数2.83%上昇、不動産株指数2.16%上昇、工業株指数1.35%上昇、鉱業・石油株指数0.80%上昇と続いた。サービス産業指数のみが0.36%の下落となった。個別銘柄ではAPCグループの13.58%上昇、アヤラコープの5.44%、メトロバンクの4.87%上昇などが目立った。

<2013年4月22日の株式市場概要>
指数 始 値 高 値  安 値 終値 前営業日比
PSE株価指数 6,968.49 7,120.48 6,968.49 7,120.48 163.38

出来高(百万株) 2,488 1% 値上がり銘柄 104 外人買付額(百万ペソ) 6,284.5
売買代金(百万ペソ) 11,139 -8% 値下がり銘柄 64 外人売却額(百万ペソ) 5,659.0
総取引回数 36,935 6% 変わらず銘柄 49 外人買越額(百万ペソ) 625.5
(出所:フィリピン証券取引所=PSE取引記録より作成、注:パーセント表示は前の営業日からの伸び率)