ロングステイ希望国、フィリピン第7位に
2013/04/17
語学留学熱等で前年の8位から再上昇
1位は7年連続でマレーシア、2位はタイ
一般財団法人ロングステイ財団(事務局:東京都港区)が4月16日に、2012年度「ロングステイに関する意識調査」の結果速報を発表した。
この調査は2004年度より毎年実施されている。2012年度調査に関しては、2012年4月から2013年5月までの間に、ロングステイ財団が主催や後援したイベント、セミナーの参加者を対象としたアンケートを集計したものである。2012年度に開催したイベント・セミナーは延べ297回、参加者総2万0,268人で、収集したアンケートの有効回答数は3,235となっている。
2012年度調査において、ロングステイをしたい希望国として「マレーシア」が7年連続1位(得票数2047)に選ばれた。第2位はタイ(1177)、第3位はハワイ(936)、第4位は豪州(754)、第5位はニュージーランド(544)であった。
以下、第6位はカナダ(473)、第7位はフィリピン(435)、第8位はシンガポール(374)、第9位はインドネシア(374)、第10位は台湾(299)、第11位はベトナム(278)、第12位は米国本土(260)、第13位はスペイン(225)、第14位はイタリア(195)、第15位は英国(190)と続く
マレーシアが7年連続1位と安定した人気を保っているが、ここ数年、それ以外のアジア地域の人気も高まりつつあり、2005年度にはトップ10にマレーシア、タイ、フィリピンと3カ国だけであったアジアが、2012年度には6カ国・地域を占めるまで人気が高まっている。また、語学留学熱の高まりなどで、ニュージーランド、フィリピン、シンガポールが昨年より順位をあげている。ハワイやオーストラリアなど英語圏も根強い人気を保っている。
年代別では、マレーシアが30歳代、40歳代、50歳代、60歳以上でトップとなっている、ただ、30歳未満の希望国順位はオーストラリア、カナダ、マレーシア、ハワイ、ニュージーランド、英国、米国本土と続いており、欧米・オセアニアの順位が高くなっている。
フィリピンに関しては、2005年度10位、2006年度ベスト10圏外、2007年度7位、2008年度9位、2009年度7位、2010年度7位と推移している。2011年度は8位に後退したが、2012年は7位へと再上昇した。
なお、今回は速報としてロングステイ希望国トップ15のランキングが発表されたが、詳細については調査結果をまとめた「ロングステイ調査統計2013」を今年9月に発売予定である(13年4月16日のロングステイ財団ニュースリリースなどより)。