第1四半期の新車総販売数、22%増の4万9.461台

2013/04/16

自工会29%増の4万1,702台、輸入車協会4%減少

 

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、2013年第1四半期の国内四輪車新車販売台数(CAMPI加盟企業分のみ)が、前年同期比29.4%増の4万1,702台に達したとの速報値を発表した。

 4万1,702台という数値や前年同期比などは、一昨年CAMPIを脱退した第3位の韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。前年同期はタイの大洪水の影響による車両や部品供給不足により不振であった。その不振であった時期との比較であることにくわえ、フィリピン景気拡大、各社の販促強化の奏功などより、大幅増加となっている。

 4月16日付けフィリピン各紙電子版によると、自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業の第1四半期の販売台数は、前年同期比4.1%減の7,955台にとどまった。中心的存在である現代アジア・リソース(HARI)の販売台数が、供給不足で伸び悩んだことなどが響いた。

 この結果、フィリピンの第1四半期の四輪車新車総販売台数は、 4万9,461台(CAMPIとAVIDの合算数字から重複加盟のCATSモーター分を調整)に達し、前年同期の4万0,386台から22.5%増加という結果となった。

 ちなみに、2012年年間のCANPI加盟企業の新車販売台数は前年比11%増の15万6,649台であった 。一方、AVID加盟企業分を含む国内新車総販売台数は同11.6%増の18万4,248台(重複加盟企業分を調整)で、ともに史上最高となった。

 CAMPIは、2013年のCAMPI加盟企業の販売台数目標を、前年比約10%増の17万2,000台と設定している。そして、AVID分を含めた業界全体の新車販売台数は同8.5%増の20万台以上に達すると予想している。