東京でフィリピンITアウトソーシングセミナー

2013/04/12

5月7日、比大使館や貿易産業省等が共催

 

 2013年5月8日~10日、東京ビッグサイトで開催される第22回SODEC(ソフトウェア開発環境展)に参加するため、フィリピンソフトウェア産業会 (PSIA)の有力企業8社が訪日する。

 


 SODEC出展に先立ち、5月7日14時~17時30分に、日本アセアンセンター(東京都港区新橋6-17-19)において、SODEC出展企業によるフィリピンIT産業及びソフトウェア開発、テスト、インフラサポート等を中心としたITアウトソーシング(ITO)サービス最新事情に関するセミナー"フィリピン:ソフトウェアとITOサービスのグローバルゲートウェイ"と懇親会が開催される。

 このセミナーは、駐日フィリピン大使館、フィリピン政府科学技術省(DOST)、フィリピン貿易産業省(DTI)、フィリピンソフトウェア産業協会(PSIA)、国際機関日本アセアンセンターによって共催される。
 駐日フィリピン大使館のマニュエル・M・ロペス大使、同大使館商務部貿易投資センターのディタ・アンガラ・マタイ特別代表、フィリピン政府科学技術省(DOST)情報通信技術局(ICTO)モンチト・イブラヒム副局長、PSIAノラ・テラド会長等も出席する。

 出席するフィリピン側の企業は以下の通り。
・ Advanced World Systems, Inc. (www.awsys-i.com)
・ Alliance Software Inc. (www.asji.jp)
・ CAI-STA Philippines (http://www.compaid.com/)
・ ManpowerGroup (www.manpower.com.ph)
・ PNI Group (www.pni-businesssolutions.com)
・ Pointwest Technologies Corporation (www.pointwest.com.ph)
・ Tsukiden Global Solutions, Inc. (www.tspi.com.ph)
・ Ubiquitous Technologies, Inc. (www.ubiquitous-tech.com)

 このセミナーでは、ICTO イブラヒム副局長が「フィリピンのITアウトソーシングとソフトウェア開発サービス」、PSIAのノラ・テラド会長が「グローバルビジネスパートナーとしてのフィリピンソフトウェア産業」という基調講演を行う。
 また、ソーシャルゲームやスマートフォン向けのアプリケーションソフトウェアを提供するKLab社のフィリピン子会社であるKLab Cyscorpionsの野口 太郎社長がゲストスピーカーとして、KLab社のグローバル事業戦略を支えるフィリピン拠点について講演する。

 このセミナーへの参加費用は無料である。ただし、先着120名で締め切る。問い合わせ先は日本アセアンセンター 貿易投資部(E-mail:info_in@asean.or.jp、Tel: 03-5402-8006)、申込み方法は、日本アセアンセンターのウェブサイト(http://www.asean.or.jp/ja/invest/about/eventinfo/2013/2013-1.html)からである。

 なお、2012年のフィリピンのGDPは6.6%の高成長を遂げ、証券取引所の株価指数も33%上昇、国際的格付機関による国債格付の格上げも相次ぐなど、フィリピン経済は好調に推移している。BPO (ビジネスプロセスアウトソーシング)分野において世界トップクラスの地位を確立しているフィリピンでは、PSIA会員企業を中心にIT分野でのグローバルサービスでも力を発揮している。

 フィリピンは、英語が堪能で多様性へ適応能力が高く、グローバルビジネス適性に優れた若手人材が豊富な国である。かつ欧米向けのグローバルデリバリー拠点として長年の実績を持つ企業も数多く存在する。PSIAはかねてより、「フィリピン:ソフトウェアとITOサービスのグローバルゲートウェイ」というキャッチフレーズで、日本企業のITのグローバル化や、IT分野におけるグローバルビジネス展開のパートナーとしてのフィリピンの魅力を紹介してきている。

 ここ数年、日本企業は、日本国内市場向け開発のオフショア拠点としてのみならず、自社あるいは顧客のグローバル展開を支える戦略的な拠点として、フィリピン人材活用やフィリピン企業との提携、アウトソーシングを行うケースが増えている。フィリピンの企業との協業は、グローバル化が緊急の課題となっている日本企業にとっても様々なメリットがある(国際機関日本アセアンセンターのイベント情報より)。