長大グループ、ミンダナオ島で工業団地開発
2013/04/03
総合建設コンサルタントの長大グループが、フィリピン・ミンダナオ島で工業団地を開発する。
長大とそのグループ会社の基礎地盤コンサルタンツ(基礎地盤)は3月12日に、ミンダナオ島最大のゼネコンであるエクイパルコ社(本社:同島ブトゥアン市)、及びツインピーク・ハイドロ・リソース社(ツインピーク社、本社:同島ブトゥアン市)との間で覚書を締結、ミンダナオ島の北東部に位置する北アグサン州ブトゥアン市で、エクイパルコ社とツインピーク社らが所有する141haの用地を活用し、新たに農林水産・食品加工分野に特化した工業団地を共同で開発することに合意した。
長大と基礎地盤(長大グループ)は、エクイパルコ社及びツインピーク社と共に、経済特区を開発・運営する特別目的会社(SPC)を共同で設立、非常勤取締役も1名派遣し、共同開発事業者として、この事業に積極的に関わっていく予定である。
また、SPCへの出資、取締役派遣のほか、長大グループでは、以下の幅広い業務においてコンサルティング業務を提供する予定で、日本スタンダードによる工業団地の開発を目指している。長大グループでは、工業団地の開発企業や、工業団地整備後の立地企業に、日本の企業を積極的に誘致する予定である。提供するコンサルティング業務は以下のとおり。
・ 事業全体のプランニング・マネジメントのサポート業務
・ 経済特区の開発段階でのインフラ分野のコンサルティング業務
・ 経済特区の開発に関与する日本企業等へのアクセス・窓口業務
・ 経済産業省、農林水産省、JICA、JETRO等の日本の政府系機関へのアクセスや、FS調査資金並びに補助金獲得に向けたアレンジメント業務
・ JICAや国際協力銀行等の日本の政府系(金融)機関からの低利融資獲得に向けたアレンジメント業務
・ 工業団地の開発後、立地企業としての日本企業の誘致に関するコンサル業務
・ 工業団地内における水供給、電力供給プロジェクトへの将来の参画(13年4月3日の株式会社 長大ニュースリリースより)。