商船三井、フィリピンで安全対策会議会議

2013/03/06

インド、クロアチア、東京でも、計520人参加
世界最高水準の安全運航への取り組み
 

 商船三井(MOL)は、同社の船員確保の主要4拠点で、安全対策会議(MOL セーフティー・カンファランス2013)を開催した。


 MOLは、グループの安全運航対策の強化について、各国のMOL船員への説明と意見交換を主な目的として、2007年から毎年、MOL船員の主要供給国で開催している。MOLは、これらの活動を通じて、"世界最高水準の安全運航"への取組みを続けていく方針である。

 今回が7回目の開催であり、2月13日に開催されたインド・ムンバイでは120人、19日のクロアチア・サダールでは150人、2月27日にフィリピン・マニラでは180人、3月6日の東京では70人、合計520人の船員が参加した。

 各地の会議は、MOLの芦田昭充会長や武藤光一社長による「MOLを取り巻く厳しい経営環境の中、顧客からの信頼を得るためには安全運航が重要である。4ゼロ(重大海難事故・油濁による海洋汚染・労災死亡事故・重大貨物事故のゼロ)を達成するため、最前線を担う船員の一層の奮起を望む」とのメッセージでスタート。
 そして、今回の主要テーマである「人身事故撲滅」、「衝突事故防止」、「Dead Shipに至るトラブルの根絶」を中心としたプレゼンテーションや事故事例を題材としたグループディスカッションなどを通して、活発な意見交換を行った。

 また3月5日には、役員および従業員あわせ約60名が、船上の諸作業に潜む各種危険を疑似体験する『安全体感訓練』を受講し、人身事故撲滅への決意を新たにした(13年3月6日の株式会社商船三井プレスリリースより)。