吉野家フィリピン店舗数、16年に50店へ

2013/02/25

現在7店、年末10店超、郊外へも積極展開
 

 2013年1月末の吉野家の店舗数は、日本国内1,193店、海外591店、合計1,784店に達している。

 

海外店舗数の内訳は中国本土に330店、香港に57店、台湾に55店、インドネシアに19店、シンガポールに18店、タイに9店、フィリピンに7店、米国に96店となっている。

 吉野家はフィリピンでは、ツナ缶詰大手のセンチュリー・パシフィックの関連企業ヨシノヤ・センチュリー・パシフィック(YCPI)によってフランチャイズ展開されている。1号店は2002年にマカティ市に出店された。現在は、カウンターで注文しテーブルに自分で運ぶセルフ方式の店舗が7店展開されている。

 その7店とは、首都圏マカティ市のグロリエッタ1、マンダルヨン市のSMメガモール、ケソン市のロビンソンズ・ガレリアモール・イーストウィング、ケソン市のSMノース・エドサ、マニラ市のSMマニラ、パサイ市のSMモール・オブ・アジア、パンパンガ州のSMパンパンガである。すなわち、首都圏6店とパンパンガ州1店で、全て大ショッピングモール内に出店されている。

 現在の定価は牛丼レギュラー(並)が115ペソ、牛丼ラージ(大盛)が149ペソ、味噌汁35ペソ、餃子75ペソ、ビーフ・ラーメン115ペソ、牛丼とエビてんぷらセット195ペソ、牛丼とチキン照り焼きセット195ペソ、唐揚げ弁当159ペソ、海老カツ150ペソなどとなっている。

 YCPIは2013年に3店~4店出店する計画である。出店候補地はマカティ市、ケソン市、モンテンルパ市アラバンなどである。YCPI のティモシー・ヤン社長は「首都圏以外の郊外にも積極出店する。そして、2016年までに50店体制を構築する」との方針を表明した(ヨシノヤ・センチュリー・パシフィックのウエブサイトなどより)。