フィリピン株ファンド、1年間の上昇率79%に
2013/02/08
日本の全ファンド中第3位、国際株式型ではトップに
設定(2010年5月末)来の上昇率は130%に
キャピタル アセットマネジメント(東京都千代田区内神田、代表者:杉本年史社長)が運用する「フィリピン株ファンド」が非常に優れたパフォーマンスを示している。
「フィリピン株ファンド」の2013年1月末時点での過去1年の上昇率(リターン)は79.29%で、日本の国際株式型ファンドの運用実績ランキングで第1位となった(モーニングスター集計・発表、対象は純資産10億円以上のファンド、過去1年実績比較、2月8日時点の速報値、以下同様)となった。
ちなみに、第2位は野村アセットマネジメントの「(ノムラ・アジア)フィリピン・フォーカス」の75.88%、第3位は野村アセットマネジメントの「(オーロラⅡ) トルコ投資F」67.25%、第4位は損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「フォルティス・トルコ株式『愛称:メルハバ』」65.46%、第5位はT&Dアセットマネジメントの「T&D中国中小型株ファンド式『愛称:ゴールデンドラゴン』61.89%であった。
「フィリピン株ファンド」は、過去1年間のシャープレシオ・ランキングでも3.68で首位となっている。第2位は「(ノムラ・アジア)フィリピン・フォーカス」の3.54であった。
シャープレシオはポートフォリオが取っているリスクに見合うだけの収益をあげているかどうかをチェックするための指標であり、同じ運用利回りであってもシャープレシオが高いポートフォリオの方が高いリスク(収益のブレ)がない効率的な運用ができていると評価することができる。シャープレシオの値が高ければ、リスクを
抑えながらも高いリターンを得た効率的なファンドと言える。
「フィリピン株ファンド」は日本の全ファンドを対象とした上昇率ランキングでも第3位(前月の6位から上昇)という好成績であった。 ちなみに、全ファンドのなかでの上昇率第1位は楽天投資顧問の「楽天 日本株トリプル・ブル」89.88%、第2位はSBIアセットマネジメントの「SBI日本株トリプル・ブルベア(ブル)」89.68%であり、このところの日本株急騰を反映した結果となっている。
なお、1月末時点の「フィリピン株ファンド」の上昇率は1カ月間で14.10%、3カ月間で37.64%、6カ月間では47.30%、そして1年間で79.29%となっている。設定日(2010年5月28日)以来の上昇率は129.56%(以上、上昇率は、分配金を再投資したものとして計算)に達している
フィリピンは、若い人口を基盤とする旺盛な内需のほかにも、卓越した英語力を武器に世界に展開するOFW(在外フィリピン人就労者)を強みとするユニークな経済構造を有する。このような強みが発揮されつつあり、景気は堅調に推移、今後も高い成長続けると予想される。
キャピタル アセットマネジメントは、特に消費関連、インフラ関連、銀行などのセクターが経済成長の恩恵を受けると見ており、これらの業種を中心に投資していく方針である。
ちなみに、昨年末時点での「フィリピン株ファンド」の組み入れ銘柄の業種別構成比率は銀行24.3%、不動産23.1%、資本財20.3%、各種金融14.3%、食品・飲料・煙草6.3%、その他4.8%、現金等6.9%となっている。
組入上位銘柄とそれらの構成比率は、SMインベストメンツ10.3%、アヤラコープ8.6%、アヤラランド8.3%、SMプライム8.1%、メトロバンク7.7%、ユニバーサル・ロビーナ6.1%、メトロ・パシフィック5.7%、JGサミット5.0%、BDOユニバンク3.8%などである(モーニングスター株式会社ウエブサイトやキャピタル アセットマネジメント株式会社の月次レポートなどより)。