日本航空電子、フィリピンでも増産体制

2013/02/06

JAEフィリピン第2工場(1.3万平米)着工
自動車向けコネクタ需要増などに対応

  日本航空電子工業(航空電子)はコネクタ事業の生産拠点である山形航空電子株式会社(山形県新庄市)の新工場棟、JAE フィリピン(カビテ州 社長:木村 眞一氏)の第二工場建設を、それぞれ着工した。



 

 航空電子は、スマートフォンや自動車向けコネクタの需要増などによる各生産拠点の狭隘化に対応するとともに、将来の事業発展にも備えることを目的として、国内2拠点での新工場棟建設、海外1拠点での新工場を建設する方針を決定している。今回の着工により、昨年12月に着工した弘前航空電子(青森県弘前市 )の新工場棟と併せ、計画している3拠点全てで建設がスタートしたことになる。

 今回の生産体制拡充により、「内製化・自動化を軸とした技術革新&生産革新よる『ものづくり改革』でコストダウンをはかり収益につなぐ」という経営の基本方針に基づき、弘前・山形では小型で高難度・高付加価値のコネクタを徹底した自動化・省人化設備で生産し、またフィリピンでは自動車各社のアジアなどへの生産シフトの動きに対応してコネクタ・ハーネスを生産することで、拡大するスマートフォン・自動車の需要を捉え、更なる業績の拡大を目指していく。

 JAE フィリピンの第2工場の竣工予定は2013年8月、延床面積1万3,200平米である。なお、JAEフィリピンは航空電子の100%子会社で、カビテ州ジェネラル・トリアスのゲートウェイ・ビジネスパークに立地する、従業員数は2,400名(2011年)に達している(13年2月5日の日本航空電子工業株式会社ニュースリリースなどより)。