アヤラ系電子企業IMI、マツダ車空調装置など製造
2013/02/01
日本クライメイトシステム(JCS)から受託生産
アヤラグループのエレクトロニクス企業インテグレイティッド・マイクロエレクトロニクス(IMI)が、日本関連ビジネスを強化しつつある。
IMIは2月1日に、マツダ系カーエアコンメーカーである日本クライメイトシステムズ(JCS、本社:広島県東広島市)と受託生産契約を締結したと発表した。
IMIは2014年第1四半期から、メキシコのグアダラハラ工場において、JCSの室内空調(HAVC)ユニット、送風ユニット、樹脂成型部品等を受託生産するJCSはこれらのユニットや部品を、主に、メキシコに進出するマツダ向けに納入する予定。マツダは、メキシコでマツダ2(日本名デミオ)やマツダ3(同アクセラ)を生産する計画と報じられている。
なお、1980年8月に設立されたIMIは、総合電子機器受託製造サービス(EMS)プロバイダーで、コンピューティング、通信、自動車、工業、医療エレクトロニクス市場の有力なグローバルOEM(相手先商標製品の製造会社)を対象にしている。
なお、1980年8月に設立されたIMIは、総合電子機器受託製造サービス(EMS)プロバイダーで、コンピューティング、通信、自動車、工業、医療エレクトロニクス市場の有力なグローバルOEM(相手先商標製品の製造会社)を対象にしている。中国とシンガポールの製造工場と設計センターを有する子会社(Speedy-Tech Electronics Ltd.)、米国内の最先端製造エンジニアリング・新製品導入センター、日本と欧州を本拠地とする設計チームを含め、フィリピンでの同社事業を世界的なネットワークに変容させ、現在世界各地に17拠点を有している。
日本子会社IMIジャパンは2007年2月に設立されている。最近、日本ビジネスを強化する方針を打ち出している。その一環として、今年1月16~18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催の「第42回インターネプコン・ ジャパン」に出展し、日系企業にその製品やサービスをアピールした(13年2月1日のフィリピン証券取引所回覧1134 -2013号などより)。