台風24号の死者620名、不明817名(9日17時現在)

2012/12/09

勢力やや衰え熱帯低気圧に、ルソン北部依然要警戒
 

日本気象庁の12月9 日15 時45分の発表によると、台風24号(国際名:ボーファ、フィリピン名:パブロ)は勢力を弱め(中心気圧1,004ヘクトパスカル)、熱帯低気圧へと変わった。9日15時現在の中心位置は、フィリピン・ルソン島西方の南シナ海(北緯18度00分、東経120度00分)にあり、南東に向かってゆっくり進んでいる。


 9日17時のフィリピン国家災害対策評議会(NDRRMC)の発表では、この現在で、台風24号での死者は620名、負傷者1,448名、行方不明者817名に達している。1年前、ミンダナオ島を襲った台風21号(国際名:ワシ、フィリピン名:センドン)と同様な甚大な被害となっている。

 この時点で、合計約110万世帯、541万人が被災。被害を受けた家屋は6万7,779戸(全壊3万5,367戸、半壊3万2,412戸)に達している。インフラ・校舎・農作物被害額は約64億ペソと報告されている(日本気象庁、フィリピン国家災害対策評議会発表などより)。